「気をつけているのに、気づけばまた猫背・巻き肩」——そんな声をよくいただきます。姿勢のクセは、[[意識するだけで直すのが難しい]]ことがあります。Routeが筋膜リリースをピラティスの前に行う理由を、できるだけやさしく整理してみます。
「姿勢を正して」と言われても続かない理由
背すじを伸ばそうと意識しても、力を抜くと元に戻ってしまう——。それは意志が弱いからではありません。すでに固まってしまった部分があると、良い姿勢をとること自体に無理な力が要るからです。
長く続いた反り腰や巻き肩では、体の前側や特定の筋膜が縮んだまま固まっていることがあります。この状態で「正しい姿勢」を頑張ると、別の場所に負担が移ることもあります。
筋膜リリースを「先に」行う意味
筋膜は、筋肉を包み全身をつなぐ組織です。ここが固まって癒着すると、動きが制限され、姿勢のクセにつながることがあると考えられています。
そこでRouteでは、まず筋膜リリースで詰まった部分をほぐし、可動域を広げてから、ピラティスに入ります。動ける“余白”をつくってから動きを整えるほうが、体の変化を感じやすいと考えているからです。

ピラティスで「使えていない筋肉」を呼び戻す
ほぐして終わりではありません。ピラティスでは、深い呼吸とともに、体幹や姿勢を支える筋肉をていねいに働かせていきます。縮んで固い筋肉と、弱くて使えていない筋肉の、両方に向き合うイメージです。
- 縮んで固い筋膜・筋肉 → 筋膜リリースでゆるめる
- 使えていない筋肉 → ピラティスで呼び戻す
- 整った状態 → トレーニングで支え、日常へ定着させる
何回くらいで姿勢は変わりますか?
個人差が大きく、「何回で変わる」とお約束することはできません。ただ、続けることで動かしやすさを感じる方は多くいらっしゃいます。まずは体の状態を評価するところから始めます。
おわりに
姿勢は「気合い」で直すものではなく、体の状態を整えて、少しずつ育てていくものだと考えています。反り腰や巻き肩が気になる方は、まず今の状態を一緒に見立てていきましょう。
Author

長坂 水紀
personal studio Route 代表/理学療法士
整形外科での臨床を経て、予防医学に取り組むため2018年に独立。2022年に神戸・岡本でpersonal studio Routeを開業。理学療法士の評価にもとづく筋膜リリース×ピラティス×トレーニングで、痛みや持病があっても動ける体づくりを行っています。
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