「マッサージと、ここのセッションは何が違うの?」——初めての方からよく聞かれます。どちらが良い・悪いという話ではありません。役割が違うのです。今日は、手技(マッサージ・筋膜リリース)と運動療法の違い、そしてRouteが両方を“順番に”使う理由をお話しします。
マッサージが「気持ちいい」のはなぜ
筋肉をほぐすと、そのまわりの血流が一時的に促され、こわばりがゆるみます。その場での心地よさは、手技の大きな価値です。疲れたときに受けると、ほっとしますよね。
ただ、「数日でまた戻ってしまう」という経験はありませんか。それは、ほぐすこと自体が悪いのではなく、固くなる“原因”が残っているからかもしれません。
なぜ「戻って」しまうのか
筋肉がこわばる背景には、姿勢のクセ・体の使い方・特定の筋の弱さなどが関わっていることがあります。ほぐしてゆるむのは一時的で、原因がそのままだと、また同じところが張ってくるわけです。
しかも、張っている場所と原因の場所が違うこともあります。腰の張りの背景に、股関節の動きの硬さが隠れている、というように。だからこそ、理学療法士の視点で“どこから来ているか”を見立てることが役立ちます。
マッサージと運動療法の違い
| 手技(マッサージ・筋膜リリース) | 運動療法(ピラティス・トレーニング) | |
|---|---|---|
| 主な目的 | 筋肉をゆるめる・血流を促す | 動きと筋の働きを整える |
| 感じ方 | その場で心地よい | じわじわ・持続しやすい |
| Routeでの位置づけ | 入口として使う | 戻りにくい体をつくる本命 |

Routeの考え方──両方を「順番に」使う
- 01
まず筋膜リリースで整える
こわばった部分をほぐし、動かしやすい状態をつくります。ここは“入口”です。
- 02
ピラティスで動きを取り戻す
整った状態で、負担の少ない体の使い方や、弱くなった筋の働きを引き出していきます。
- 03
自宅での“宿題”をお渡しする
続けられる範囲の簡単な運動を提案します。日常の中で少しずつ、戻りにくい体へ。
揉んでもらうだけだった頃と違い、自分でできることが増えたのが安心感につながっています。
おわりに
心地よさも、戻りにくさも、どちらも大切です。Routeは、手技で整え、運動で支える——この順番を一つの流れとしてご提供しています。
Author

長坂 水紀
personal studio Route 代表/理学療法士
整形外科での臨床を経て、予防医学に取り組むため2018年に独立。2022年に神戸・岡本でpersonal studio Routeを開業。理学療法士の評価にもとづく筋膜リリース×ピラティス×トレーニングで、痛みや持病があっても動ける体づくりを行っています。
読んでくださって、ありがとうございます。
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